風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

ベルファスト

今年のアカデミー賞で脚本賞を獲ったケネス・ブラナーの自伝的映画「ベルファスト」を鑑賞してきた。 北アイルランドの首都ベルファストを舞台に、9歳の少年バディを取り巻く日常と異教徒同士の宗闘争に翻弄される人々の物語だ。 信じてる宗教が違うからとい…

ドライブ・マイ・カーまつり

昨日は、45回目の「日本アカデミー賞」の授賞式をテレビの前で(かぶりつきで)見た。 レッドカーペットを歩く華やかな映画スターたちの姿は、この暗い世の中において、大袈裟でも何でもなく日本の宝で、勇気をくれる光のような存在だと思う。 そして一映画…

モード後の世界

2月28日で閉店してしまったLamp Harajuku。 ここは私にとって原宿のランドマーク的存在のセレクトショップだった。駅を降り、ここに向かう道中はいつもわくわくした。 帰りはcafè de F.O.B(閉店)でフレンチトーストか、シーモアグラス(元気に営業中)でカ…

余命10年

「余命10年」。 あまりにも直球なこのタイトルを見た時「また恋人が不治の病で死ぬ系の映画か〜」と思った。 なのになぜ観に行ったのかというと、それは映画「新聞記者」やドラマ「アバランチ」(演出)などの藤井道人さんが監督だったからだ。 そして脚本は…

Coda あいのうた

偉大な師との出会いで思春期の子どもの進路が大きく変わる時がある。 映画の中とはいえ、そんな美しい瞬間に立ち会ったとき、魂が震えるのを止められなかった。 監督・脚本シアン・ヘダー「Coda あいのうた」。 歌が好きでその才能を開花させた17歳の少女ル…

古いぬいぐるみのはなし

まちなかで車を運転しているときにホワイトアウトしかけて、一瞬スキー場にいるのかと思った。そんな吹雪の日。 発売日にこの本が欲しくてわざわざ出かけた。 「古いぬいぐるみのはなし」田村ふみ湖 著・発行・産業編集センター 46体のぬいぐるみの写真と、…

ぬるいビールとアジアンミュージック

一時期、めちゃくちゃ日本のテレビに出ていた韓国の音楽プロデューサーで、自身もミュージシャンandダンサーの、J.Y.Park さん。最近日本でお姿を見なくなった。 現在ももちろん音楽活動はしているとは思うけど、どうしているのだろう。 彼の曲はどこか郷愁…

ドライブ・マイ・カー

海外の映画祭でも注目を集めている濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」。 自分はどう感じるか知りたくなって特別上映会をやっていたシネコンのレイトショーで「ドライブ・マイ・カー」を観た。 妻を亡くした男(西島秀俊)の話ということしか知らず、実…

マシューとレミ

“知の宝庫“または“歩く生き字引“として尊敬している大好きな友人が東京にいる。 ここ数年はなかなか会えないのでLINEで楽しくやり取りしているのだけど、先日彼女から「マシューがポッドキャストでラジオ始めたよ!」と教えてもらった。 久しぶりに聞くマシ…

吉祥寺ドリーミン

なんだか去年以上に親しい人たちと気軽に会えない日々が続いている。 気の合う人と他愛のない話をして笑い合うのはもちろん、『どうでもいいけど実は大事なことを情報交換する』ということが、以前の様に出来なくなっていてモヤモヤする。 だからなのか。好…

HOUSE OF GUCCI

1月に観た「HOUSE OF GUCCI」は、ひとりの悪女によって狂わされたGUCCI創業者ファミリーの栄枯盛衰の物語であった。 リドリー・スコット監督と豪華俳優陣の競演による《世界仰天ニュース・ゴージャス版》といえば良いだろうか。 日本で言えば経営を巡って親…

2022年もよろしくお願いします

ブログの更新を怠けていたら1月をすっ飛ばしてしまいました。 どうもこれは良くない。 短くてもいい。うっすい内容でもいい。今年はもっと気軽に日々のことを綴ろうと思います。 それにしても立派なつらら。 土曜日に通っているヨガスタジオの窓から見えた光…

GUNDA

そんなに大したことをしていないんだけど、何だか気忙しい年の瀬。 家事の合間に時間を作って、今年最後になる映画を観にシアターキノへ行ってきた。 ラストの作品はヴィクトル・コサフスキー監督のドキュメンタリー映画「GUNDA」。 映画は全編モノクロ、ナ…

2021秋冬《嘘ミドラマ大賞発表》

TV

10月スタートのドラマ、今回は10本を視聴し始めたのだが「2月の勝者」からは残念ながら脱落、それ以外の9作品は最終回まで完走した。 引き続きのコロナ禍、各テレビ局制作陣がしのぎを削って質の高いドラマを見せてくれたことに心から感謝。 もちろん日本が…

ありがとうme chill&togu

もう10年以上のお付き合いになる委託先のお店 エステサロンの「togu」さんが、実店舗での営業を今年のクリスマスで終了されることになりました。 大きなツリーが目印だったこの建物は、toguの前身であった一軒家サロンの「me chill」。 友人から声をかけられ…

ラ・フォルケッタでの1日

江別にあるイタリアンレストラン「ラ・フォルケッタ」さん。 昨年からこちらに不定期の納品ではあるけどいくつか作品を置かせてもらっていて、お待ちする際にお昼ごはんを食べるのが楽しみとなっている。 こちらでアルバイトをしている友人がレストランの雑…

マルジェラが語るマルタン・マルジェラ

ライナー・ホルツェマー監督ドキュメンタリー映画「マルジェラが語るマルタン・マルジェラ」をおしゃれな友人のお誘いを受けて観てきた。 マルタン・マルジェラは、1988年にブランドをスタートさせ2008年のコレクションを最後に突然引退した伝説のデザイナー…

風景をまとう 東京trip ③

一泊とはいえ毎度楽しいホテル選び。 今回は銀座の「相鉄フレッサイン」にした。決め手は朝ごはん。ホテル内にあるしゃぶしゃぶ料理店で豚しゃぶ定食が食べられるのだ! 「え?朝からこの量?」と思われるかもしれないが、ふつふつ沸くお湯にくぐらせること…

懐かしい場所 東京trip ②

初台のオペラシティギャラリーを出る時、以前から贔屓にしているヴィンテージショップ《緑園》さんが浅草から移転してリニューアルオープンしているのを思い出した。ギャラリーからは徒歩圏内。地図アプリを片手にのどかな商店街をぷらぷらと歩き、珍しく迷…

和田誠展 東京trip ①

5月以来の東京ひとり旅。 モノレールの窓から見える秋の東京の景色は、空気が澄んでクッキリ見える。この季節にいつも思うことだが、緑と無機質なビル群に雲ひとつない秋の空がセットになったこんな光景は、ホンマタカシが撮る東京の写真のようだ。 朝一番の…

007 NO TIME TO DIE

公開まで1年以上も待った「007 No time to die」。 ボンドとのrendez-vousはやっぱりレイトショーで。 車中のBGMを「ジェームズ・ボンドのテーマ」にして、映画館に意気揚々と向かった私。 前作では007を卒業し、ジャマイカで静かに暮らしていたボンド。CIA…

CUBE

突然四角い部屋人閉じ込められた、年代も職業も違う男女6人。何とか脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサー、火炎噴射など殺人トラップが次々と襲う。 先日、映画「CUBE」をレイトショーで観てきた。 1988年に公開されたカナダオリジナル…

列車のリストランテ

列車のリストランテ、小樽の「トレノ。」 母の女学校時代からの友人がオーナーで、残念ながらこの秋で閉店されるそう。 なので母を連れてお昼ごはんを食べに行ってきた。 オーナーはイタリア料理店にふさわしく、少々ふくよかで実にサバサバしたマダムだ。 1…

ごはんとおやつ

他にあまり理解者がいない趣味の話から子育ての面白話まで 会えば時間があっという間に過ぎていく気の合う間柄のNさん。 彼女とおしゃれなカフェにて待ち合わせ。 札幌の東区にある古いビルのフロア丸ごとがカフェスペース。 とにかく広く、幼児なら鬼ごっこ…

アルテピアッツァへ

母の誕生日の日曜日。 久しぶりに遠くへドライブでも、と思いたち 妹も一緒に美唄のアルテピアッツァへ。 ここは彫刻家・安田侃さんの作品が点在する自然豊かな芸術公園。 市民の憩いの場とされているが、無料なのが申し訳ないくらいあまりにも贅沢で洒落た…

空白

今年は邦画が当たり年だ〜。 吉田恵輔監督の「空白」が非常に良かった〜。 このポスターを見ると、てっきり古田新太が激昂して桃李くんが謝り続けるバイオレンスものだと思っていた。違った。 悲哀に満ちた重厚なヒューマンドラマだった。 万引き逃亡の果て…

わたしは しなない おんなのこ

小林エリカさんの絵本『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)を、タイトルと表紙だけで直感で購入を決めた。 ページをめくるのがこんなに楽しみな絵本に出会ったのは久しぶりだった。 お話はこんな感じ。 死ぬことが怖かったひとりの小さな女の子は、…

オールド

この映画のポスターを見たとき、一瞬ギョッとした。 すらっと伸びた美しい脚。もう片方は骨になってる! M・ナイト・シャマラン監督の「オールド」。 一見通好みの映画に思えるが「シックス・センス」で大ヒットを飛ばした監督の作品だ。 舞台は南の島のプラ…

へそまがり日本美術

またまたまたまた! 北海道に緊急事態宣言が敷かれることになり、美術館が閉鎖されたら見られなくなると思って急ぎ出かけてきた。 『へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで』。 中世の水墨画から現代のヘタウマ漫画まで、日本人の「へそまがりな感性」が…

焼肉温泉ホテル

昨年より確実に行動範囲が狭まっているのは私だけではないはず。 今年の8月は北海道も連日記録的な暑さであったのに、海もフェスもビアガーデンも行けない夏だった。 思い返せば「ああ、暑い」と言いながら毎日ひたすら息子にごはんを作っている夏だったよう…