風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

列車のリストランテ

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列車のリストランテ、小樽の「トレノ。」

母の女学校時代からの友人がオーナーで、残念ながらこの秋で閉店されるそう。

なので母を連れてお昼ごはんを食べに行ってきた。


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オーナーはイタリア料理店にふさわしく、少々ふくよかで実にサバサバしたマダムだ。

17年前、赤ちゃんだった息子をここに連れてきたことがあり、その時マダムは今回と同じようにとても喜んでくれた。


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ガッチリと体格の良い息子を見たマダムは「凛々しい眉毛で昭和のスターみたいにいい男だね!勝新に似てるね!

座頭市の。」と言って大声で笑った。

 

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勝新までは良かったけど、「座頭市かい?」って思わずのけぞったよね、わたし。

 

そんなマダムはこの日も元気にお店を切り盛りされていて、毒舌もご健在だった。

母と楽しそうに女子高生のようにお喋りを楽しんだあと

帰りがけに、お店を畳むのを記念して新しい車を買ったと教えてくれた。それもオープンカーを。

母と同い年ということは75を超えるご高齢なのに、なんてアグレッシブなんだ!

いつまでも攻めの姿勢のマダム。かっこいいな。