風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

007 NO TIME TO DIE

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公開まで1年以上も待った「007 No time to die」。

ボンドとのrendez-vousはやっぱりレイトショーで。

車中のBGMを「ジェームズ・ボンドのテーマ」にして、映画館に意気揚々と向かった私。

 

前作では007を卒業し、ジャマイカで静かに暮らしていたボンド。CIAの友人からヘルプ案件が飛び込んで来たことで、一時的に現場に復帰することに。

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世界遺産・イタリアのマデーラの丘の斜面に仕掛けられた爆弾でいきなり命を狙われ、バイクをぶっ飛ばしながらの銃撃戦。

危機一髪のところで谷底に向かってロープひとつでダイブを決めるボンド。

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(↑ここから飛び降りた)

私の心拍数は急上昇。いいね、相変わらずド派手だね!初っ端から盛り上がる〜。

 

ボンドの愛車アストン・マーティンは更に戦闘能力がバージョンアップしていたし、たとえ生身で戦っていても相変わらず敵の弾は絶対にボンドに当たらない♡


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今回も世界の絶景を舞台に贅沢なロケーションが敢行されていた。ノルウェースコットランドデンマークキューバ、イギリス。

お金、かかってるね〜

華麗なる世界の風景も、海外に行けないこんな時だからこそ、より美しく眩しく見えるというもの。映画って素晴らしい。


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今回のボンド・ウーマンのひとり、キューバで出会った諜報部員パロマ(アナ・デ・アルマス)。

「かっわいい!」と一瞬で目を奪われてしまうようなキュートでセクシーな女性だった。

黒いロングドレスに大胆に入ったスリット。

そこからのぞく長く美しい脚で男どもを次々と蹴り倒すアクションシーンはかなり痛快であった。

色っぽいパロマとボンドに何かあるのかな〜と期待したが、今回そのようなシーンは皆無だった。

そのかわり、前作から恋人であったマドレーヌ(レア・セドゥ)との子ども絡みの人情話もテーマのひとつになっていて、その辺にも“ダニエルボンド“としての総仕上げを感じた。

「えっ?ボンドがまさかの子持ち?斬新だわ」って思わずにはいられなかったが。

 

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そんなダニエル様。

今回は彼が演じる6代目ジェームズ・ボンド、シリーズ最後の作品だ。

「最後ってことは…死んじゃうの??

007を勇退するという終わり方でもいいじゃない、死なないでよー」

でもよくよく考えてみればスパイだもの、死ななきゃカッコ良く終われないよね。

 

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シリーズ最後の敵は、サフィン(ラミ・フレック)という能面を被った(日本贔屓なの?)不気味な男。彼は孤島に人類大量虐殺を可能にする生物兵器工場を構えていた。

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今回もミッションを受けて世界各地を飛び回ったボンドだが、サフィンとの最終決戦=つまり死に場所はこの島だった。

 

そんな最悪・最凶のサフィンとの戦いを巡ってラストまで全く気が抜くことができない、スリリングな164分間だった。

 

それにしてもジェームズ・ボンドが死んじゃうなんて、これから007シリーズはどうなるのだろうかと心配したが、映画の本当のラストでこんな文字が現れた。 

James Bond will return

 

次のボンドを誰が演るのか?

ダニエル・クレイグよりステキなボンドなんていないに決まってるし、今も本当に寂しい私なんだけど、次のボンド役の発表を楽しみに待とうと思う。