まちなかで車を運転しているときにホワイトアウトしかけて、一瞬スキー場にいるのかと思った。そんな吹雪の日。
発売日にこの本が欲しくてわざわざ出かけた。
「古いぬいぐるみのはなし」田村ふみ湖 著・発行・産業編集センター
46体のぬいぐるみの写真と、それぞれの持ち主たちが語るぬいぐるみとのエピソード。
載っているぬいぐるみたちの個性豊かなことといったら!
国も生まれた時代も違うぬいぐるみたちは、みな持ち主と縁があって日本にやってきている。
元はだれかが可愛がっていたとみられる痕跡を持つぬいぐるみが、また違う人の元で暮らすことになる経緯というか、その物語にいちいちキュンとなってしまう。
著者の田村ふみ湖さん(なんてすてきな漢字がついたお名前なんだ!)は神戸で「マルカ」というアンティークの雑貨店を営んでいらっしゃる。
「マルカ」もなんだか素敵そうなんだよねぇ。次の関西旅行の時には必ず訪れたいと思う。
私自身は、集めたら際限がなくなりそうであまり大きなぬいぐるみは持っていないのだけど、
小さき仲間たちは部屋にいっぱいいる。
手に入れた時と場所をしっかり覚えているし、それぞれの子にストーリーがある。
とくに古い“あみぐるみ”はたくさんいる。
あみぐるみ達を飾るのに限界が来たので、透明の瓶に詰めてみた。
ちょっとかわいそうだけど、みっちり詰まってる様子もまた愛おしい。