
5月の終わり。ミナペルホネンの設立30周年記念のパーティーに招待していただき、東京へ行ってきた。会場はフランク・ロイド・ライト設計の名建築、自由学園 明日館。
私がはじめてミナの洋服と出会ったのは1999年頃 のこと。
国立のセレクトショップ「aĩnée」でスカートやブラウスを数点だけ扱っていて、それが最初だったように記憶している。
ほどなくして伊勢丹新宿本店の「解放区」という新進気鋭のデザイナーの商品を紹介するコーナーでもミナの洋服やバッグを見かけるようになった。
そして2000年に白金台にアトリエと実店舗を構えてから現在まで、長きにわたって毎コレクションを楽しみにし、身にまとい続ける大切なブランドだ。
今回、招かれた顧客がパーティーの写真や内容をSNSで公開することを禁じられているので、詳しく書くことはできない。(といいつつパーティーそのものの存在を公表してしまうことに心が少し痛む)
宴では心温まるおもてなしと夢のような催し、そして特別な記念の品をいただいて感激した。そしてデザイナーの皆川さんや長くお世話になっている社員の方たちに直接お祝いとお礼の言葉を伝えることもできて本当によかった。
⭐︎20周年記念パーティーの模様は旧ブログに綴っています。
https://usotomishin.jugem.jp/?eid=658#gsc.tab=0

10周年パーティーにお呼ばれした頃はまだブログをやっていなかった。が、楽しかったその日のことを手書きで綴り、小さな冊子にして残してある。
当時、若かった私は東京で毎週さまざまな展覧会やイベントに参加するたび日記がわりにこんな冊子を作っていた。手を動かし、ものを作るのが好きな自分の原点を感じる。

今回のパーティーファッションはこんな感じにしてみた。鮮やかなオレンジ色のコンビネゾン「tutkia」は2024年秋冬コレクションからの一着で、腰の横についたボタンを外せば上半身を脱がずに用が足せるという構築的なデザイン。
ヘッドドレス(CA4LA)、チョコレートバッグ(rei ricketts)、ハイヒール(Robert Clergerie)、ベルト(Leur Logette)は黒で統一し、外しとしてザリガニタイツ( Les Queues de Sardines)を合わせた。
ザリガニは伊勢海老にも見えるので、お祝いの席に相応しかろうと。
パーティー当日このコーディネートはスタッフの方たちに喜んでもらえたし、初めて出会った他のミナファンの方たちからも声をかけてもらうきっかけになって、話が弾んだ。
夢のような幸せなひとときだった。
祝30周年 ありがとう、♾️mïna perhonen ♾️