風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

LAMB/ラム

大変、終わっちゃう〜と土曜の夜、急いで見に行ったヴァルディマル・ヨハンソン監督・A24配給映画「LAMB/ラム」。札幌でも上映してくれるところがあって良かった。 《アイスランドの山間で羊飼いをしている夫婦・イングヴァルとマリア。クリスマスの夜に産…

耳をすませば

平川雄一朗・監督・脚本「耳をすませば」を観てきました。 1989年「りぼん」で連載された柊あおいの漫画が原作で、そのあとジブリによってアニメ化された不動の名作。その実写化ということで、原作ファンには批判されて当たり前みたいな空気の中、製作陣には…

voice of wear

東京・神戸・福岡・青森を巡回した展覧会「ミナペルホネン /皆川明 つづく」。 展示の最後に「土」という部屋がありました。 そこは他の部屋に比べて照明も少し暗く、静かで。 長く愛用されてきたことがわかる、少しくたびれつつも強い光を放つミナの洋服た…

青森・りんごの旅④最終回「街ぶら弘前」

十和田から2時間ほど車を走らせ、弘前に移動してきた。街としては青森市や八戸市の方がずっと栄えているが、弘前で古い洋館や教会が見たいと思ったのだ。 映画のセットかと思うような立派な日本家屋。実業家、藤田謙一氏個人が大正時代に建てた別荘だ。 藤田…

青森・りんごの旅③「愛はとこしえ、十和田でうたう」

十和田市現代美術館へ。 美術館が建つメインストリートに着いてまず驚いたのは、普通に草間彌生さんの「愛はとこしえ、十和田でうたう」が遊具として置いてあったこと。 「まちに開かれた美術館」と謳っているが、開かれるにも程がある。草間彌生だぞ。 全く…

青森・りんごの旅②「酸ヶ湯温泉」

青森県立美術館からは宿泊地に向かって八甲田〜十和田ゴールドラインと呼ばれる山道を1時間ほどかけて走った。 事前調べにより、ヘアピンカーブと絶景が続く道だと知っていたので、宿には日が落ちる前に着く予定で美術館を出発。途中、山の向こうに陽が落ち…

青森・りんごの旅①「つづく」

今年の秋のひとり旅は、中学校の修学旅行以来の青森へ!千歳空港から青森空港までの飛行機は乗ったと思ったら着陸した。その間たったの35分。 上空から海を見ている時「泳いでも来れるのではないか?」と思ってしまうほど近かった。 空港から歩いて1分のレン…

peacefulな一日《ヨギ市》

9月25日。あっぱれヨガ日和な日曜日。 ヨガのレッスンと市場が合体した「ヨギ市」 無事開催されました。 オープン15分前。ヨギ市主催スタッフの皆さんと出店者たち全員が輪になって、短い瞑想をする時間がありました。 どんなに忙しくても心がざわついてい…

きっと風になって空を泳いでる

8月も終わろうという頃、闘病中だった叔父がこの世を去りました。 母と弟である叔父はとても仲が良く、叔父が大学院生だった頃、私の家で一緒に住んでいたこともありました。幼かった私や妹と自然の中でたくさん遊んでくれ、また人生で大事なことを教えてく…

わたしは最悪。

《わたしは最悪。》という変わったタイトルの映画を観てきた。英語のタイトルはTHE WORST PERSON IN THE WORLD この邦題、賛否両論あるみたいだけど私は好き。映画を見終わったあとにこの邦題の意味が決して悪い意味ではなく、逆説的な意味を持っていると感…

墓には花束、暑さには梅を

先日、母と妹を車に乗せて、道が混まないうちに早めに父と祖父母のお墓参りをしてきました。 今年はこんな花束を持って。 盆や彼岸にお花屋さんに並ぶ「いかにも仏壇・墓用」のけばけばしい花束があまり好きではなくて、ここ数年は花を自分で選びそれらしい…

歌声、赤髪

原作・原泰久「キングダム」週刊ヤングジャンプ連載/東宝・ソニー・ピクチャーズ配給 少年マンガやアニメの面白さを教えてくれたのは息子だ。もしも私の子どもが女の子だったら知らずにいた世界だったかもしれない。 先日、パート1の上映から3年の時を経てや…

Tシャツと平和

Tシャツのおしゃれについて。 ヨガに行く時は別として、Tシャツ一枚だけで出かけることはしなくなった。 どんなに新品だとしてもTシャツはなんだかやっぱり「家着」という感じが自分は否めない。 Tシャツを「外出着」として格上げさせるために、ネックレスや…

空白を満たしなさい andドラマ雑記

TV

NHK土曜ドラマ「空白を満たしなさい」が全5話で終了した。稀に見る傑作だった。 自殺を疑われたまま死んだ男が、3年後に生き返って突然妻の前に現れる。 最初は死の真相を追うSF的ヒューマンサスペンスかと思っていたら、最終的に「私はなぜ生きるのか」とい…

ピンク女子会

今週は久しぶりの友人たちとの会食の予定が2つありました。 ひとつめは息子の幼稚園時代からの友人たちとホテルのレストランでアフタヌーンティーティーの会。 3段トレーに乗った小さなお菓子のセット、それにハーゲンダッツアイスとTWGの紅茶の食べ飲み放…

ベイビー・ブローカー

あまり客足が伸びていないと見えてあっという間に上映回数が減らされてしまった。 是枝裕和監督作品『ベイビー・ブローカー』。 韓国の大スターたちを是枝さんの脚本で撮るとどうなるの?と興味津々だった映画を、観に行くことができた。 孤児院の赤ちゃんポ…

パッチワークの丘へ

先月のこと。旭川〜美瑛のコースで車を運転し、ひとり旅をしてきた。 泊まった旭川のホテルは一人で過ごすにはもったいないくらい広くて快適だった。まだまだ観光客が戻ってきていないからか、部屋をアップグレードしてくれたのだ。 カゴが好きすぎて、今回…

忘れた頃に阿部サダヲ

だいぶ前になるけれど、13年ぶりに監督業に復活したレオス・カラックスの「アネット」を映画館で観た。 人気スタンダップ・コメディアン(アダム・ドライバー)とオペラ歌手(マリオン・コティヤール)。その二人の間に生まれた娘アネットの波瀾万丈な人生を…

2022年 冬 嘘ミドラマ大賞発表

TV

今期の春ドラマももうすぐ終わりそうなのに、2022年冬期(1月〜3月)のドラマ大賞の発表を今ごろ?ええ、今頃やります。書き溜めていて公開するのをすっかり忘れていました! 日本のテレビドラマを全く観ない人にとっては毎度ながら何のことやら?でしょう。…

LOVE TOYA

日曜日。よし、よく晴れてる!前日にヨガでちょっと無理してギックリ腰気味ではあったけど、この日が最終日の展覧会を見るために、洞爺湖まで車でひとっ走りしてきた。 吉田卓矢《いきものたちが宿る帆布(キャンバス)》。 吉田さんは蘭越町にアトリエを構…

バンクシー展 天才か反逆者か

イギリスの覆面アーティスト、バンクシーの展覧会「天才か反逆者か」を観にいってきた。 ステンシルを使ったバンクシーのストリートアートが世界の街角に突如現れてニュースになるのを見聞きしたことはあるが、作品をこうしてひとまとめに観られる機会はなか…

流浪の月

流浪の月・凪良ゆう 《親の無償の愛で保護されるべき子供時代に、それぞれの家庭で深く傷ついてきた大学生の文(ふみ)と小学生の更紗は、雨が降る公園のベンチで運命的な出会いをする。世話になっている叔母の家にはある事情があって帰りたくない更紗。そん…

ダブル母の日!

ゴールデンウィーク後半は母と岩内町の温泉旅館で一泊した。 私も一応母親ということで「お母さん同士でのねぎらい旅行」としてのんびりさせてもらった。 夕飯には地元で獲れた魚介を中心にアワビもついた御膳が並んだ。岩内の地ビールと地酒。これらを飲み…

札幌・小樽 さくらだより

5月に入って札幌にも桜が咲き出したので、 ヨガの帰り道に遠回りして公園の桜並木を歩いたり、短い春の景色を今年も楽しみました。 実は最近いろいろと身内のことで問題というか心配ごとがあって、悩んでいるうちに4月はあっという間に過ぎてしまいました。 …

それぞれの春

3月は珍しく息子と一緒に買い物に出かける機会が多かった。この春からの新生活に必要なものをいくつか揃えなければいけなかったので。 入学式で着るスーツに通学用の洋服、スニーカー。それにメガネ屋さんにも行った。 お洒落なフレームがいっぱい並んでいる…

スパイスがなければ

以前円山にカレーの店舗があって今は親子で商品をオンラインで販売されている「南インド屋」さん。 最近、ビリヤニキットとスープカレーのスパイスセットなどを届けてもらった。息子さんがスパイスを作り、お母さんがレシピやパックの絵を描いている。 私は…

ベルファスト

今年のアカデミー賞で脚本賞を獲ったケネス・ブラナーの自伝的映画「ベルファスト」を鑑賞してきた。 北アイルランドの首都ベルファストを舞台に、9歳の少年バディを取り巻く日常と異教徒同士の宗闘争に翻弄される人々の物語だ。 信じてる宗教が違うからとい…

ドライブ・マイ・カーまつり

昨日は、45回目の「日本アカデミー賞」の授賞式をテレビの前で(かぶりつきで)見た。 レッドカーペットを歩く華やかな映画スターたちの姿は、この暗い世の中において、大袈裟でも何でもなく日本の宝で、勇気をくれる光のような存在だと思う。 そして一映画…

モード後の世界

2月28日で閉店してしまったLamp Harajuku。 ここは私にとって原宿のランドマーク的存在のセレクトショップだった。駅を降り、ここに向かう道中はいつもわくわくした。 帰りはcafè de F.O.B(閉店)でフレンチトーストか、シーモアグラス(元気に営業中)でカ…

余命10年

「余命10年」。 あまりにも直球なこのタイトルを見た時「また恋人が不治の病で死ぬ系の映画か〜」と思った。 なのになぜ観に行ったのかというと、それは映画「新聞記者」やドラマ「アバランチ」(演出)などの藤井道人さんが監督だったからだ。 そして脚本は…