風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

GUNDA

そんなに大したことをしていないんだけど、何だか気忙しい年の瀬。 家事の合間に時間を作って、今年最後になる映画を観にシアターキノへ行ってきた。 ラストの作品はヴィクトル・コサフスキー監督のドキュメンタリー映画「GUNDA」。 映画は全編モノクロ、ナ…

2021秋冬《嘘ミドラマ大賞発表》

TV

10月スタートのドラマ、今回は10本を視聴し始めたのだが「2月の勝者」からは残念ながら脱落、それ以外の9作品は最終回まで完走した。 引き続きのコロナ禍、各テレビ局制作陣がしのぎを削って質の高いドラマを見せてくれたことに心から感謝。 もちろん日本が…

ありがとうme chill&togu

もう10年以上のお付き合いになる委託先のお店 エステサロンの「togu」さんが、実店舗での営業を今年のクリスマスで終了されることになりました。 大きなツリーが目印だったこの建物は、toguの前身であった一軒家サロンの「me chill」。 友人から声をかけられ…

ラ・フォルケッタでの1日

江別にあるイタリアンレストラン「ラ・フォルケッタ」さん。 昨年からこちらに不定期の納品ではあるけどいくつか作品を置かせてもらっていて、お待ちする際にお昼ごはんを食べるのが楽しみとなっている。 こちらでアルバイトをしている友人がレストランの雑…

マルジェラが語るマルタン・マルジェラ

ライナー・ホルツェマー監督ドキュメンタリー映画「マルジェラが語るマルタン・マルジェラ」をおしゃれな友人のお誘いを受けて観てきた。 マルタン・マルジェラは、1988年にブランドをスタートさせ2008年のコレクションを最後に突然引退した伝説のデザイナー…

風景をまとう 東京trip ③

一泊とはいえ毎度楽しいホテル選び。 今回は銀座の「相鉄フレッサイン」にした。決め手は朝ごはん。ホテル内にあるしゃぶしゃぶ料理店で豚しゃぶ定食が食べられるのだ! 「え?朝からこの量?」と思われるかもしれないが、ふつふつ沸くお湯にくぐらせること…

懐かしい場所 東京trip ②

初台のオペラシティギャラリーを出る時、以前から贔屓にしているヴィンテージショップ《緑園》さんが浅草から移転してリニューアルオープンしているのを思い出した。ギャラリーからは徒歩圏内。地図アプリを片手にのどかな商店街をぷらぷらと歩き、珍しく迷…

和田誠展 東京trip ①

5月以来の東京ひとり旅。 モノレールの窓から見える秋の東京の景色は、空気が澄んでクッキリ見える。この季節にいつも思うことだが、緑と無機質なビル群に雲ひとつない秋の空がセットになったこんな光景は、ホンマタカシが撮る東京の写真のようだ。 朝一番の…

007 NO TIME TO DIE

公開まで1年以上も待った「007 No time to die」。 ボンドとのrendez-vousはやっぱりレイトショーで。 車中のBGMを「ジェームズ・ボンドのテーマ」にして、映画館に意気揚々と向かった私。 前作では007を卒業し、ジャマイカで静かに暮らしていたボンド。CIA…

CUBE

突然四角い部屋人閉じ込められた、年代も職業も違う男女6人。何とか脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサー、火炎噴射など殺人トラップが次々と襲う。 先日、映画「CUBE」をレイトショーで観てきた。 1988年に公開されたカナダオリジナル…

列車のリストランテ

列車のリストランテ、小樽の「トレノ。」 母の女学校時代からの友人がオーナーで、残念ながらこの秋で閉店されるそう。 なので母を連れてお昼ごはんを食べに行ってきた。 オーナーはイタリア料理店にふさわしく、少々ふくよかで実にサバサバしたマダムだ。 1…

ごはんとおやつ

他にあまり理解者がいない趣味の話から子育ての面白話まで 会えば時間があっという間に過ぎていく気の合う間柄のNさん。 彼女とおしゃれなカフェにて待ち合わせ。 札幌の東区にある古いビルのフロア丸ごとがカフェスペース。 とにかく広く、幼児なら鬼ごっこ…

アルテピアッツァへ

母の誕生日の日曜日。 久しぶりに遠くへドライブでも、と思いたち 妹も一緒に美唄のアルテピアッツァへ。 ここは彫刻家・安田侃さんの作品が点在する自然豊かな芸術公園。 市民の憩いの場とされているが、無料なのが申し訳ないくらいあまりにも贅沢で洒落た…

空白

今年は邦画が当たり年だ〜。 吉田恵輔監督の「空白」が非常に良かった〜。 このポスターを見ると、てっきり古田新太が激昂して桃李くんが謝り続けるバイオレンスものだと思っていた。違った。 悲哀に満ちた重厚なヒューマンドラマだった。 万引き逃亡の果て…

わたしは しなない おんなのこ

小林エリカさんの絵本『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)を、タイトルと表紙だけで直感で購入を決めた。 ページをめくるのがこんなに楽しみな絵本に出会ったのは久しぶりだった。 お話はこんな感じ。 死ぬことが怖かったひとりの小さな女の子は、…

オールド

この映画のポスターを見たとき、一瞬ギョッとした。 すらっと伸びた美しい脚。もう片方は骨になってる! M・ナイト・シャマラン監督の「オールド」。 一見通好みの映画に思えるが「シックス・センス」で大ヒットを飛ばした監督の作品だ。 舞台は南の島のプラ…

へそまがり日本美術

またまたまたまた! 北海道に緊急事態宣言が敷かれることになり、美術館が閉鎖されたら見られなくなると思って急ぎ出かけてきた。 『へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで』。 中世の水墨画から現代のヘタウマ漫画まで、日本人の「へそまがりな感性」が…

焼肉温泉ホテル

昨年より確実に行動範囲が狭まっているのは私だけではないはず。 今年の8月は北海道も連日記録的な暑さであったのに、海もフェスもビアガーデンも行けない夏だった。 思い返せば「ああ、暑い」と言いながら毎日ひたすら息子にごはんを作っている夏だったよう…

お盆も過ぎて

TV

前回の旅以来、とくに派手に出歩いてるわけではなく、まじめな自粛生活が続いている。 地味に生活していても時間だけは早く過ぎていくもので、子どもの夏休みが始まったと思ったらお盆も過ぎ、あの暑かった日々は遠くになりつつある。 おかげさまでオーダー…

愛しい偶然

そろそろ時効だよねと判断し、5月の緊急事態宣言下の東京に、一泊だけ遊びに行った時のことを書こうと思う。 梅雨入り直前の東京の空はグレーの曇天、湿気は酷く、 ただ歩いているだけで背中に汗がじっとり。 でも久しぶりの小さな旅に心の中は軽やかだった…

孤狼の血 LEVEL2

この夏いちばん熱い映画になるであろう、白石和彌監督作品「孤狼の血LEVEL2」は ヤクザvs.警察の抗争を描いたバイオレンスムービー。 役所広司、松坂桃李主演で人気を博した前作から3年経っての、待望の新作だ。 先日、舞台挨拶つき完成披露映画祭、題して《…

竜とそばかすの姫

細田守監督の新作映画『竜とそばかすの姫』を ムビ友(息子)と一緒にレイトショーで観てきた。 ひとりで夜に映画を観に行くのは別に怖くはないけど、 息子がいれば屈強なボディーガードを連れている気分だ。 この映画、映画館で予告編を見た時から好きな予…

海を渡る蝶々

ここはときどき作品の写真撮影をするために訪れる 自然あふれる知事公館の森の入り口。 ここに小さな美術館『三岸好太郎美術館』がある。 先日、ここで開催されている企画展『三岸好太郎・節子展』を観に出かけてきた。 私が三岸好太郎の絵画と初めて出会っ…

フラリーヌといっしょに

「うわ!このかわいい巾着には何が入っているの?」 「荷物がたっぷり入ってラフに持てるのになんだかお洒落に見える新作バッグ、《フラリーヌ》が入っているんだよ!」 いつも嘘とミシンの商品を、素晴らしいディスプレーで実店舗に飾って下さり、またセン…

母とジンジャーエール

先日、母の1回目のワクチン接種に付き添った。 集団接種の会場に指定されていた場所は、20年前に私が結婚式を挙げた懐かしい「札幌パークホテル」だった。 ロビーは、早く来過ぎた高齢者たちで溢れかえっていて大賑わい。焦って転倒するおばあちゃんがいたり…

10年後、何してる?

10年以上前から毎週通っているヨガの教室で 時々レッスン前に「シェアトーク」をすることがある。 「シェアトーク」とは読んで字の如くなのだが、数名でグループを組み、与えられたテーマに沿ってひとりずつが話をし、それを他のメンバーが聞くというものだ…

いのちの停車場

北海道にまた緊急事態宣言が敷かれてしまった。それにより美術館が閉鎖され残念だが、なぜか映画館はやってくれている。 だいたい、もともと喋らずに済み、北海道はほとんど密にもならずに過ごせる文化施設を閉じるなんて何ということだ!と思う。もちろんそ…

旅する山子②札幌編

今年もゴールデンウィークは近場でぷらぷらするのみだった。 奈良美智写真展「Though no one may notice,the world knows all that you have seen.」 の札幌編を見たくて、化粧品を買いにデパートに出かけたついでにそこから一番近いお店を覗くことに。 雑貨…

旅する山子① 小樽編

抜けるようなスカイブルーにふわふわピンクがよく映えて、「札幌で見る桜と違う!」と思わず声が出た。 小樽、色内町の桜。 花びらがこぼれ落ちそうにたわわな様子が、本州で見る大好きな桜に似ている。 こんな快晴の日はさすがに家にこもっていたくなくて、…

NEW!ハイジクラッチ&ポーチ

2021年春バージョンの《ハイジクラッチ》を雑貨店fèveさんに納品してきました。 今回のフリルは優しいパープルの水玉。 ハイジがかわいいのはもちろんですが、おんじの存在感がすごくて…! 反対側はペーターとハイジがメインです。 この生地はドイツのヴィン…