「好きな香りをブレンドしてアロマスプレーを作ってみない？」蒸し暑い日々が続く中、近所の友人が誘ってくれて素敵な自宅サロンへ。
女性なら誰しもが好きな香りがあるだろう。私の好きな香りは、京都に入るとそこら中で感じる「白檀」。朝に白檀の香を焚くと清らかな気持ちでその日をスタートできる。あとは、ほんのりココナッツやバニラやトンカなど甘い南国の香りに胡椒や煙草などのスパイスを加えた香り（フランスの香水に多い）も好き。
自分の今の気分で好きな香りを作れるなんて！楽しいに決まってる。
友人が目の前にずらっと並べてくれたアロマ（精油）ボトル、メモリのついたビーカーやガラスのマドラー。化学の実験をするようでわくわくした。
やり方は簡単だった。ムエットに垂らした精油を嗅いで好きな順に3つのプレートに分けていき、それぞれを決められた数量ずつ、トップノート、ミドルノート、ラストノートとしてビーカーに垂らしていく。
アロマスプレーなら無水エタノールと製氷水を、香水なら無水エタノールだけを精油に加えて混ぜるだけ。
知らなかったー。こんなに簡単ならわざわざニールズヤードとかでアロマスプレー買わずに自作できるなぁ。でも精油は高価だからこんなにたくさんの精油ボトルを集めるのは大変だ。
友人よ、ありがとう。
完成したアロマスプレーと香水には香りからイメージした名前をつけてみた。
◎アロマスプレーは爽やかで夏の朝にピッタリの香りになったので「Courant d’air」＝そよ風。
構成はラベンダー、ユーカリ、レモン、ベンゾインを多めに+メリッサ、ブラックペッパー、バニラ、ペパーミント、イランイランetc
◎香水はアラビアの夜のようなエキゾチックさを感じたので「 Les Mille et une nuits」＝千一夜物語。
構成はベンゾイン、ミルラ（とにかく私は樹脂系の香りが好きらしい）、オレンジスイート、バニラ、シダーウッドバージニア、トンカビーンズ、ラブナダムが多め＋サンダルウッド。
好きな香りばかりを詰めたオリジナルの香りだけれど、配合のせいか、嗅いだことがないわずかな香りのスパイスが効いていて、ミステリアスな香りになった。
本日のアロマの先生は息子の幼稚園時代からのママ友で、15年以上経った今でも交流が続いている人だ。美人でエレガント。（前世はヨーロッパの貴族。）そして中身は豪快でさっぱりしていて、自分自身の夢をしっかりと持っている。単独行動が好きで、時々ふらっとひとり旅にも出かける。そんなところが私と同じで、同志だと思っている。子どもも手がかからなくなってきて、完全に巣立つ日もそう遠くないところまできた。やりたかったことに手をつけたり、好きな仕事に就いて第二の人生を始め出す友だちが増えてきたが、彼女もそうだ。アロマセラピストとしてだけでなく、数秘術、タロット、前世療法などあらゆる占いやセラピーを勉強しセラピストとして歩み始めた友人のこれからが楽しみ。頼りにしてます！
