風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

①春休みだよ男メシの旅・福岡編

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3月末、夫の勤続30周年と息子の大学再入学を好機として、久しぶりに家族3人で旅行した。

実は家族旅行に関しては、2年前の高校卒業時にみんなで行こうと強引に予定したものを前日に「どうしても行きたくない」とごねられ、キャンセルしたという苦い思い出がある。

今回は気持ちよく一緒に行ってもらえるよう、事前に意思を充分確認し、行き先や食事の内容は息子ファーストで。食べたいものをたくさん食べてもらう旅にしようということで、一日目は男メシのメッカ・福岡へ行くことになった。

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夕方の便で福岡空港に到着。空港から博多駅までは電車で6分という、信じられないほど利便性が良いのが福岡の素敵なところだ。

着いて10分で中心街のホテルにチェックインできるなんて都市、他にあるだろうか?

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夜ごはんはもちろん、もつ鍋屋さんへ。たくさんのお店の中からグルメコンシェルジュの夫が予約してくれたのは、一藤さん。平日だというのに満席で、次から次へとお客さんがやってくる人気店だった。


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九州といえば馬肉も外せないので、 熊本直送の《極上霜降り馬刺しの盛り合わせ》もオーダー。どの部位も肉に甘みがあって脂もしつこくなく、とろけるような美味しさだった。食べるそばから活力が漲っていくのを感じた。
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もつ鍋は、もつの新鮮さが違って感動した。ほわっほわプリプリと柔らかく弾力があって、旨みがじゅわ〜。にんにくが効いた味噌スープに浸かったキャベツとニラ、豆腐もまた美味しくて。

こんなもつ鍋をいつでも食べられる福岡の人が心底羨ましい。
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もつ鍋屋さんでしっかり〆のラーメンを食べたというのに、やはりとんこつラーメンも食べておこうということになった。小雨が降る中、腹ごなしに中洲の屋台街まで散歩をすることに。

それにしても、いつもなら家で夕飯の片付けをしている時間にこうして知らない道を散策できるなんて。旅はやっぱり嬉しいものだ。

途中、中庭に向かってそびえ立つ流線型を描く美しい建物の前を通りかかった。夜間もやっている保育園だった。白いカーテンの向こうから夜の闇に漏れる金色の光がすごくきれいで、見惚れてしまった。窓際で子どもたちの小さな影が元気にぴょんぴょん動くのが見えた。
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夜の街に浮かぶ店の温かな灯や、その中で見知らぬ人たちが楽しそうにお酒を飲んでいたり肩を寄せ合ったりしている様子を見るのが好きだ。その光景に人々の平和で小さな幸せが感じられる。

それにこうして街歩きをする時、たとえそこが日本であっても、なんだか異国に来たかのような気持ちになるのも良い。


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中洲は洒落たデザインのビルが次々と視界に入ってくるので歩いていて楽しかった。

怪しげなブルーライトが光る入り口にはガードマンのような男性がひとり。ホテル?クラブ?もしくは高級キャバクラかな。なぞのビルであった。
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川面にネオンが映る中洲の屋台街に到着。


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観光客だらけできっと地元の人は来ない場所なのかもしれないが、屋台が並んでいるのを見ると「福岡に来たぜ!」という感じがする。
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「天ぷらをつまみに飲みたい…」と思ったけれど、どのお店にも長い列が出来ていた。そこに桜を撮る人も混じって川沿いは大混雑。

みるみる間に息子の機嫌が悪くなっていったので、屋台潜入はあきらめ、とんこつラーメンのお店を目指すことに。

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博多一幸舎・総本店。

厨房が見えるカウンター席に座った。巨大な釜の中でぐつぐつと沸き立つ豚骨スープを眺めながら、何十時間も骨が砕けるまで強火で煮込まれる豚の気持ちを考えてしまった。

でもこの豚さんの骨のスープは、飲んでみるとジュブジュブと小さな泡を感じる不思議な白濁スープで、少し発酵したような個性的な香りもあった。癖になりそうな美味しさ。それに馴染むバリカタの麺もまた。

お店の人たちは寿司屋のように威勢が良く、連携が取れたキビキビとした動きも見ていて気持ちが良かった。

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26階のホテルの部屋から見える夜景がきれいで、寝てしまうのはもったいないくらいだった。

が、男二人が遠慮なく部屋中にイビキを轟かせる中、いつの間にか眠りに落ちていた私であった。