風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

スパイスがなければ

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以前円山にカレーの店舗があって今は親子で商品をオンラインで販売されている「南インド屋」さん。

最近、ビリヤニキットとスープカレーのスパイスセットなどを届けてもらった。息子さんがスパイスを作り、お母さんがレシピやパックの絵を描いている。

私は辛すぎる味つけは苦手だが、スパイスが効いた食べ物が大好き。複雑なスパイスの香りを鼻から肺に深く通す時、まだ見ぬ異国の地に飛んでいったような、世界が変わるような気分になる。


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そしてこの「4種のチャイのティーバッグ」も最高だった。もともとお店で出してくれたチャイは、他所のカフェなどで飲む優しいだけの腑抜けのチャイとは香りの個性がまるで違って美味しかった。ガツンと脳と血管に効くチャイというか。

ずっと昔、エジプトの市場で出会ったおじさんが手作りのチャイをマイカップに入れてご馳走してくれたことがあった。(今思えばゆきずりのおじさんのチャイをよく飲んだものだ。睡眠薬が入っていてもおかしくない状況だったのに)

それを飲んだ時、スパイスの香りが強く味わいが深くて衝撃を受けたのだが、あの時の味に似てるのだ。

ひと家事終えて、丁寧に茶葉とスパイスをお湯と牛乳で煮出す時間は至福のひととき。もう無くなってしまったので、次回は30杯分とれるビッグサイズを注文しなくては!

 

スパイスついでにいうと、人も香りやスパイスが効いてるほうが好きだ。

ノーメイクで無臭な人もそれはその人のポリシーだから他人がどうこう言うものではないけれど、丁寧にメイクしていたり、香りのおしゃれをしている人が素敵だなぁと思う。

そしてたとえクセがあって多少面倒くさくても、正直に生きていて独自の意見を言える人が好きだ。

さまざまな出会いと別れがあり、いま私の周りに残ってくれている友人たちも、そういう人ばかりのような気がする。

 

スパイス好きな方はぜひ!

南インド屋