風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

フラリーヌといっしょに

 

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「うわ!このかわいい巾着には何が入っているの?」


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荷物がたっぷり入ってラフに持てるのになんだかお洒落に見える新作バッグ、《フラリーヌ》が入っているんだよ!」

 

いつも嘘とミシンの商品を、素晴らしいディスプレーで実店舗に飾って下さり、またセンス溢れるコピーつきでオンラインショップでも楽しくご紹介してくれている

『雑貨店fève』さん。

fèveさんは6/11に開店5周年を迎えられました。

その記念としてこのたび5点限定で制作したのが、新作バッグの「フラリーヌ」です。

 

フラリーヌはエコバッグのような形状できれいに畳んで巾着にしまうことができ、重いものを入れても耐えられるように生地を二重にし、縫製も丈夫にしてあります。

貴重な布をふんだんに使用しているけれど、普段に目いっぱい使って欲しいのでそうしました。

そして表も中も素材はすべてコットンですので、お水で洗って干してアイロンをかければ、経年変化の味わいとともに、いつまでも清潔な状態で使えるバッグです。

 

今日はfèveさんのオンラインショップで販売する前に、たくさんの写真とともにご紹介します。


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①海の仲間たち(Vintage  fabric from Austria)

トップバッターは「海の仲間たち」が優しい色でコミカルに描かれたフラリーヌ。

珍しいオーストリア製のヴィンテージファブリックで仕立てています。

三角の目が怖いサメや、身を寄せ合うピンクと白のタコさんたち、スクラムを組んで魚を護るヒトデさんたち。カメやカニもいます。

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そして魚たちの後ろにはきれいなグリーンの波紋。遠目に見るとそれらがストライプを描いているところがまた素敵なファブリックです。

 

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チラッと見えるピンクのパイピングもロマンティックだし、内側のブルーの水玉生地も爽やかで、夏にピッタリのフラリーヌ「海の仲間たち」です。

 

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②チャイナレッド (Current fabric from China)

お次は「ザ・赤!」なこのきれいな発色に一目惚れして買った中国製の生地で仕立てた

「チャイナレッド」のフラリーヌです。
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大きなピンクの牡丹の花、赤ちゃんねこ、そして黒い金魚が描かれたキュートでおめでたい柄。

内側には赤いストライプを合わせようと決めていたのですが、手描きのようなかすれた味わいで表現されたストライプの生地を見つけたので、迷わずこれを選びました。

パイピングはやっぱりピンクでどこまでも甘く仕上げています。


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コーディネートはもちろん自由に楽しんでいただきたいのですが、この日わたしは真っ赤なスウェードの7センチヒールをはいて

あえて大人っぽいファッションに持ってみました。

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一年中使えるバッグだとは思いますが、

夏の浴衣にも合うに決まってますね!

 

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③チャイナピンク (Current fabric from china)

中国から来た布で作ったフラリーヌはもう一点あります。

こちらはトロンとしたピンク色が美しい「チャイナピンク」のフラリーヌ。
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パープルやピンクのお花にイエローグリーンのつがいの鶯。この生地もハッピーオーラ漂う素敵な生地です。

赤に比べるとザ・チャイナといった雰囲気はそれほど感じられず、合わせる服をあまり選ばない気がします。
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内側には黄色いヒヨコたちがプリントされた昭和レトロ感のある生地を持ってきて、ピンク×グリーンでポップな色合わせにしました。

 

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④ロシアねこ (Current fabric from Russia)

さて次は猫好きさん悶絶に違いないフラリーヌ、「ロシアねこ」の登場です。

ザラっとした日本の浴衣生地のような質感のこの生地はロシア生まれ。


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どーんと大きくプリントされたアンニュイな2匹のねこにピンクのバラ。
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不思議な形の窓枠も描かれていて、全体的に退廃的な香りを漂わせるロシアらしい魅力的なファブリックです。

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パイピングはパープル、中の生地は黄色とグレーが交わるチェックを合わせました。
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ちょうどこのバッグを撮影したのは、日が暮れ始めた夕刻でした。光が足りないかなぁと思ったのですが、ロシア映画のように少し暗い空気感が出て、ちょうど良かったかもしれません。

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⑤森のおうち (Vintage fabric from Sweden)

最後はスウェーデンのヴィンテージファブリックを使用した「森のおうち」と名付けたフラリーヌで締めることにしましょう。


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このファブリックは、10年以上前に神戸を旅したときに大好きな生地屋さんで購入しました。あまりのかわいさにハサミを入れることができずにずっと温めていたものをこのたび放出します!

一面に緑の森がまるで地図のように描かれており、隅々まで眺めるうちに楽しい気持ちになってきます。

きのこ、真っ赤なおうち、黄色いお花の合間を流れる小川…

1960年から70年にかけてプリントされたものですが、色褪せもそれほどなく、のびのびと描かれた森の様子は絵本の1ページのようで、自由や平和を感じさせます。


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内側には王道の赤いギンガムチェックを合わせました。

バッグを開くたびに少女の頃を思い出すような…楽しい組み合わせになりました。 


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バッグ全体を見るとグリーンが多めなので、白い洋服はもちろん、デニムなどの紺色に合わせるとまず間違いないですし
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グリーンの補色であるショッキングピンクに合わせたりしても、バッグが映えると私は思います。

 

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フラリーヌ」はエコバッグのように畳んでしまえる巾着つき。

特別なお品なので、今回はヴィンテージの小さなカードもおつけしています!

 

さてさて5点全てをご紹介し終わりましたが、

今回フラリーヌバッグは近々雑貨店fèveさんのオンラインショップ限定で、販売の予定です。

 

fèveさんのInstagramで事前に日時をお知らせしてもらいますので、ゆっくりご検討の上、購入していただけます。

気に入ってくださった方はぜひチェックしてみてくださいね!

 

雑貨店fève インスタグラムアドレスはこちら

https://www.instagram.com/soramame_feve