会社員時代、同僚である友人Sちゃんに誘ってもらい
ある金工教室に通っていたことがあります。
札幌でも有名な金工作家、鴨下蓉子先生が主宰する金工教室です。その方と、同じく金工作家である息子さんが現在新しく営まれているギャラリーで、現在の生徒さんたちによる「金工教室・作品展」があったので、出かけてきました。
はじめて訪れる「gallery kamokamo」は
やわらかな木漏れ日が差し込む半球体のスペースがユニークなギャラリーでした。
扉を開けると、さりげなくもやはりアーティストであるのを隠せないオシャレな鴨下先生がいらして。
先生は、20数年ぶりに突然訪れた私の姿を見て、かなりびっくりされていたけれど、とても喜んでくださり
「真っ赤なロードスターで通ってたわよね〜懐かしいわ」と。
当時の愛車が印象に残っていたなんて…多分調子に乗ってイケイケだったであろう若い頃の自分がちょっと恥ずかしくなりました。
当時は高校生、そしていまは金工作家としてすっかり立派になられた息子さんが、ご自身の作品について詳しく教えてくれました。
「これは?どういう構造なんでしょう?」
「ここの素材は何ですか?」
ジャンルは全く違えど、ものづくりには興味津々な私。
こちらは友人Sちゃんの作品。遠くて来られない彼女のために、私が作品をカメラに収めました。
彼女は鴨下先生を師匠とし、東京に渡ってからも勉強を続け、いまは尾道に工房を構える金工作家になりました。
Sちゃんの作品は、北海道愛が詰まったフクロウと、ハーキマーダイヤという大きな石をはめたペンダントでした。
おおらかで優しくて温かい作風は彼女そのもの。
尾道に旅行へ行かれる際は工房で「金工体験」ができるので、興味がある方はぜひどうぞ!
《尾道 Atelier fika》https://atelierfika-onomichi.jimdofree.com/
彫金道具と、彫金の工程が文字で理解できる今回の展覧会用のポストカード。
かっこいいー。