10年以上前から毎週通っているヨガの教室で
時々レッスン前に「シェアトーク」をすることがある。
「シェアトーク」とは読んで字の如くなのだが、数名でグループを組み、与えられたテーマに沿ってひとりずつが話をし、それを他のメンバーが聞くというものだ。
聞く側は話に突っ込みを入れたりしない、「ただ聞く」というのが約束事。
与えられる時間は2分。テーマは直前にいきなり発表されるので、何が来るかとドキドキする。
だらだらと話せば2分という時間はあっという間に過ぎるし、余さず話を端的にをまとめるとなると意外と難しく、頭を使う。
そして、いきなり振られたテーマに応えようとする瞬間に、自分が思いもしなかったこと=本心が口をついて出ることがあるのがシェアトークの面白いところだ。
もちろん、他の人たちの話す内容も毎回興味深い。自分とは違う視点に新しい発見があったり、普段じっくり話すことがなかった人に「ああ、この人好きだなぁ」と感じさせられたり。
人と向き合って話すことが極端に減ったコロナ禍の今、改めて「ことば」で何かを伝え合うことの大切さを感じる時間でもある。
先日のテーマは『10年後にどんな自分でいたいか』だった。
4人のグループで2番目に話すことになった私が想像した、10年後の自分の姿はこうだった。
①ハイヒールを履いてもきれいに歩けるよう脚の筋力を鍛え続け、タイトスカートもはけるような体型を維持していること。
②息子も自立している年齢であることから、夫婦2人で過ごす時間を楽しんでいること。
③嘘とミシンの制作活動を続けていて、作る楽しみと技術の幅を広げていること。
2分間を使って話した10年後の3つの夢は、なんだかすごくシンプルだった。
どれも叶えられるように、日々の暮らしを豊かにゆっくりと重ねていきたい。
10年後じゃなくて、来年ぐらいにはまた行きたい京都。
BRUTUSの京都特集を買った。
食べたいもの、見たい場所、買いたいもの、、付箋を貼って楽しみにしておこう。