風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

「お」から広がる想像の世界

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JAGDA(日本グラフィックデザイン協会)北海道ブロックによる、毎年開催されているポスターデザイン展を観に行った。

会場は大丸藤井セントラル7階スカイホール。

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グラフィック作品には映画と同じで「今」の時代の空気が取り込まれていると思う。だからたくさん並んでいるとなんとなくデザインのトレンドが見えてくるし、訴えかけてくるメッセージを読み解くことが頭の体操にもなるので面白い。

2023年は「お」という一文字をテーマにした作品が並んでいた。
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こちらは、グラフィックデザイナーであり、飲み友だちでもある小田小百合さんの作品だ。

「(赤・左)お➕」「(黒・右)お➖」

「おはよう」「おてのもの」「おかげさま」などポジティブな言葉の頭につく「お」。逆に「おひとよし」「おだまり」「おでき」などどちらかというもマイナスイメージのある言葉につく「お」。それをおめでたい赤と暗い黒の、立体的に見せた紙テープの上に直接書き込んで、対にさせているのがユニークだ。

彼女の作品はいつもどこかに和+モダンな空気を感じさせ、たおやかで品があるのだが、ピシッと一本芯が通っている。(お人柄が出てる!)

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坂田亜沙美「METEOKURA SHOWER」


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渡辺由樹「OPP」


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岡崎菜央「How far is the tail?」


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岡さやか「SUPRRRI ZOO(サプライズー」

敬称略

以上の作品は会場の中でとくに好きと感じたもの。お名前だけで判断すると、全員が女性ということに驚く。

逆に、今回少し疑問というか不快に思ったのは、どれも男性のデザイナーの作品なのだが、女性の「おっぱい」や「おしり」をモチーフにしていたものが3点もあったこと。

「お」から連想するのがそれって、短絡的であんまり深く考えてないよね…って思っちゃった。そしてもうそういう感覚って古くないか??


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少しだったけど、パッケージデザインを展示しているコーナーもあった。箱のデザインを考えるのは楽しいだろうなぁー。やってみたいなぁー。この作品はソリッドパフュームを入れるギフトボックスなのだ。こんなギフトをもらったら小躍りしちゃうなぁ。

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この日の気温は35℃。正直、今まで過ごしてきた中でいちばん暑いと感じる今年の夏の札幌。

展覧会場を出ると、少し歩いただけで汗が吹き出してきた。すぐへこたれて、リニューアルしたばかりの「BROWN BOOKS CAFE」に駆け込んだ。

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コーヒーフロートでシャキンとなったので、カフェの2階のアンティークショップに寄り道した。そしたらそこでお値打ちのヴィンテージの生地を見つけた。貴重なヴィンテージの布は、どんなに気に入っても「何に変身させられるかな?」とじっくり考えてはっきりとその姿が浮かんできたものしか買わないようにしている。この2枚はちょっとアップリケなど手を加えて、ダサかわいい雰囲気のぺたんこトートバッグに仕立てよう。