風に乗って空を泳ごう

世界にひとつの布小物を制作する嘘とミシン。日々感じたことや体験したことを気ままに綴ります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

自由な息吹展とイカの生態について

見ようと思う映画や展覧会はスタートと同時に出かけるようにしなければ、「あれ?もう終わってた?」となることが多い。 どこかのカフェで手に取ったこのフライヤー、ひとめでこの色づかいに惹かれた。 で、吉田卓矢さんの絵の展覧会「自由な息吹」展を観に…

私の好きなオヤジたち

昔から、チャーミングで軽やかでどこか適当に生きてる風なおじさんが好きだ。 有名人で例えるなら、高田純二やタモリさん。 ミュージシャンで言うなら細野晴臣さん。 博識だけど決してひけらかさない所もいいし、 でも聞けば丁寧に教えてくれて、物腰柔らか…

ノマドランド

先日、クロエ・ジャオ監督作品「ノマドランド」を観てきた。 Nomadとは《遊牧民》の意味であるとともに、アメリカでは《定住地を持たず季節労働の職を転々としながら生活する者》を指すという。 この映画はそんなノマドたちの日々をドキュメンタリータッチで…

2021冬テレビドラマ大賞発表!

TV

2021年冬スタートのテレビドラマの放送がすべて終わった。 寒い冬から雪解けを迎えた春までの、私のひきこもりdaysに彩りを与えてくれたドラマに敬意を表して。 ここでドラマ大賞を各部門ごとに発表していくことにしよう。ながーくなるなるので、ここで紹介…

ミナリ

金曜の夜は「レイトショーで映画鑑賞」がここ最近のお楽しみだ。 先週は韓国系移民二世、リー・アイザック・チョン監督作品「ミナリ」を観た。 内容について知っていたのは〈韓国人ファミリーがアメリカンドリームを掴むために奮闘する物語〉という情報と、…

Thank you カエル展

円山「クスクスオーブン+ホッパーズ」さんで20日間開催されていた『手づくりカエル展』が終了しました。 雪解けで道が緩んでいるなか足を運んでくださり、カエル作品を手に取って下さった沢山の方々にお礼申し上げます。 私もおやつを買いがてら展覧会を見…

あの頃。

映画「あの頃。」。 なんせキャッチコピーが《“ハロプロ”に魅せられた仲間たちの笑いと涙の日々を描いた青春エンターテイメント。》だ。 正直あまりそそられなかった。松坂桃李や仲野太賀が出ていなければ観ることはなかっただろう。 そんなわけで、映画はそ…

雪の日の卒業式

こんな小さな頃からずっと嘘とミシンのモデルをしてくれていた姪が、今日高校を卒業した。 おしゃれが大好きで、私と好きなものが似ている彼女はモデルを頼むといつも「いいよー」と快く引き受けてくれ、天気の良い日にはよく公園や山で撮影をさせてもらった…

春を呼ぶカエル展、はじまります

今年の『啓蟄』は3月5日。 毎年この日を記念して開かれる楽しいイベント『手作りカエル展vol.18』に、嘘とミシンのカエル作品がおじゃま致します。 場所は札幌円山もみの木so1階にある おいしく安全なお菓子と雑貨がいっぱいの クスクスオーブンプラスホッパ…

手づくりのよさ

嘘とミシンの作品は何年経ったものでも無料で修理を承っています。 懐かしい作品たちはどれも持ち主さんが愛用してくれていたことが分かる「年季」を身にまとって里帰りします。 このバッグは幼稚園のレッスンバッグとしてお作りしたもの。 星や月をアップリ…

すばらしき世界

西川美和監督の新作『すばらしき世界』を観て来た。 三上(役所広司)は人を殺して刑務所に13年いた元ヤクザ。 物語は出所後の社会で懸命に生きていこうとする三上と彼をとりまく愛すべき隣人たちとの日々を描いたお話だ。 一度人生のレールを外れた男が、す…

ヤクザと家族 The Family

日本のヤクザ映画というとまず高倉健の「網走番外地」や菅原文太の「仁義なき闘い」シリーズを思い浮かべる。北野武監督の「アウトレイジ」シリーズも記憶に新しいヤクザ映画といえるが、東映のヤクザ映画と比べると、流れる血の量と残虐さが格段に違うので…

花束みたいな恋をした

金曜日のレイトショーで映画『花束みたいな恋をした』を観た。 「坂元裕二が脚本を書いた20代男女のラブストーリー」と聞いただけで、どんなだろうとわくわく期待したが きっと後々まで思い出すたび胸がキュッと痛むような とても美しい映画だった。 映画で…

風景の色 景色の風 /feel to see 東京日記③

東京スピリチュアル一泊旅行のもう一つの目的。 それは青山スパイラルで開催されていたミナペルホネン の展覧会『 風景の色 景色の風 / feel to see 』を見ることだった。 2019年から東京・神戸で開催されてきた『つづく展』の締めくりのような展覧会で、両…

銀座のモーニング 東京日記②

宿泊したホテルは銀座松屋の裏手という華やかな場所にありながら、アンティークショップや瀟酒なレストランの名店が並び、パリの街角のような雰囲気があった。 買い物をしなくてもレストランで食事をしなくても、 歩いているだけで豊かな気持ちになれる銀座…

話したかったのに。東京日記①

亡くなった父はいったい今どこにいるんだろう。 天国で穏やかに楽しく過ごしているのだといいな。いや、そもそも天国って本当にあるのかな。人は亡くなれば無の存在になってしまうのかな。 でももしも肉体は消えても魂だけは残っていてその霊魂と会話ができ…